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(1)

ファイル名:0000000_1_0742300102006.doc 更新日時:2008/04/16 15:45 印刷日時:08/07/02 4:44

( 金融商品取引法第24条第1項に基づく報告書)

事業年度 ( 第20期)

自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日

フィールズ株式会社

( E03407)

(2)

ファイル名:0000000_3_0742300102006.doc 更新日時:2008/06/29 15:29 印刷日時:08/07/02 4:44

第20期(自平成19年4月1日 至平成20年3月31日)

有 価 証 券 報 告 書

1 本書は金融商品取引法第24条第1項に基づく有価証券報告書を、同法第 27条の30の2に規定する開示用電子情報処理組織( EDI NET) を使用して、平 成20年6月27日に提出したデータに目次及び頁を付して出力・印刷したも のであります。

2 本書には、上記の方法により提出した有価証券報告書の添付書類は含ま れておりませんが、監査報告書は末尾に綴じ込んでおります。

フィールズ株式会社

(3)

ファイル名:0000000_4_0742300102006.doc 更新日時:2008/06/28 16:44 印刷日時:08/07/02 4:44

目 次

頁 第20期 有価証券報告書

【表紙】 … … … 1 第一部 【企業情報】… … … 2 第1 【企業の概況】… … … 2 1 【主要な経営指標等の推移】… … … 2 2 【沿革】… … … 4 3 【事業の内容】… … … 6 4 【関係会社の状況】… … … 9

5 【従業員の状況】… … … 10

第2 【事業の状況】… … … 11

1 【業績等の概要】… … … 11

2 【生産、受注及び販売の状況】… … … 15

3 【対処すべき課題】… … … 16

4 【事業等のリスク】… … … 18

5 【経営上の重要な契約等】… … … 20

6 【研究開発活動】… … … 22

7 【財政状態及び経営成績の分析】… … … 23

第3 【設備の状況】… … … 25

1 【設備投資等の概要】… … … 25

2 【主要な設備の状況】… … … 25

3 【設備の新設、除却等の計画】… … … 26

第4 【提出会社の状況】… … … 27

1 【株式等の状況】… … … 27

2 【自己株式の取得等の状況】… … … 33

3 【配当政策】… … … 34

4 【株価の推移】… … … 34

5 【役員の状況】… … … 35

6 【コーポレート・ガバナンスの状況】… … … 41

第5 【経理の状況】… … … 47

1 【連結財務諸表等】… … … 48

2 【財務諸表等】… … … 98

第6 【提出会社の株式事務の概要】… … … 120

第7 【提出会社の参考情報】… … … 121

1 【提出会社の親会社等の情報】… … … 121

2 【その他の参考情報】… … … 121

第二部 【提出会社の保証会社等の情報】… … … 122

監査報告書 平成19年3月連結会計年度 … … … 123

平成20年3月連結会計年度 … … … 125

平成19年3月会計年度 … … … 127

平成20年3月会計年度 … … … 129

(4)

【表紙】

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成20年6月27日

【事業年度】 第20期(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

【会社名】 フィールズ株式会社

【英訳名】 FIELDS CORPORATION

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 大屋 高志

【本店の所在の場所】 東京都渋谷区円山町3番6号

【電話番号】 03(5784)2111 (代表)

【事務連絡者氏名】 計画管理本部 経理部長  木内 誠

【最寄りの連絡場所】 東京都渋谷区円山町3番6号 E・スペースタワー

【電話番号】 03(5784)2111 (代表)

【事務連絡者氏名】 計画管理本部 経理部長  木内 誠

【縦覧に供する場所】 株式会社ジャスダック証券取引所

(東京都中央区日本橋茅場町一丁目4番9号)

(5)

第一部 【企業情報】

第1 【企業の概況】

(1) 最近5連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移

(注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。

2 当社は第16期につきましては潜在株式がないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益は記載しておりま せん。また第17期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、希薄化効果を有している潜 在株式が存在しないため記載しておりません。

3 純資産額の算定にあたり、平成19年3月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業 会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する 会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準適用指針第8号)を適用 しております。

1 【主要な経営指標等の推移】

回次 第16期 第17期 第18期 第19期 第20期

決算年月 平成16年3月 平成17年3月 平成18年3月 平成19年3月 平成20年3月 売上高 (百万円) 66,211 81,658 96,814 85,321 101,818 経常利益 (百万円) 12,209 12,480 13,127 9,202 11,705 当期純利益 (百万円) 6,620 6,926 7,085 3,710 5,296 純資産額 (百万円) 14,507 33,426 39,411 42,836 46,331 総資産額 (百万円) 37,115 72,584 87,556 66,081 69,168 1株当たり純資産額 (円) 89,305.39 96,026.73 113,275.37 118,487.37 128,201.49 1株当たり当期純利益 (円) 40,465.97 19,888.61 20,118.14 10,692.29 15,263.76 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円) ― ― ― ― ―

自己資本比率 (%) 39.1 46.0 45.0 62.2 64.3 自己資本利益率 (%) 56.9 28.9 19.5 9.2 12.4

株価収益率 (倍) 27.9 26.3 18.3 17.8 9.0

営業活動による キャッシュ・フロー

(百万円) 851 2,965 6,164 5,293 11,127 投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) △3,190 △5,257 △2,224 △4,772 △14,604 財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) 2,029 10,177 △1,540 1,488 △1,384 現金及び現金同等物

の期末残高

(百万円) 5,437 13,326 15,777 17,819 12,693 従業員数

〔外、平均 臨時雇用者数〕

(名)

651

〔 698 〕

758

〔 646 〕

901

〔 709 〕

1,022

〔 843 〕

1,077

〔 694 〕

(6)

(2) 提出会社の最近5事業年度に係る主要な経営指標等の推移

(注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。

2 当社は、第16期につきましては潜在株式がないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益は記載しており ません。また第17期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、希薄化効果を有している 潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3 第16期の1株当たり配当額の内1株当たり中間配当額20,000円には、JASDAQ上場記念配当10,000円を含んで おります。

4 純資産額の算定にあたり、平成19年3月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業 会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する 会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準適用指針第8号)を適用 しております。

5 第20期の1株当たり配当額の内訳は、普通配当4,000円、設立20周年記念配当500円であります。

回次 第16期 第17期 第18期 第19期 第20期

決算年月 平成16年3月 平成17年3月 平成18年3月 平成19年3月 平成20年3月 売上高 (百万円) 65,140 79,970 88,251 71,314 82,758 経常利益 (百万円) 12,054 12,312 12,836 9,393 12,463 当期純利益 (百万円) 6,520 6,721 6,934 4,773 4,153 資本金 (百万円) 1,295 7,948 7,948 7,948 7,948 発行済株式総数 (株) 161,500 347,000 347,000 347,000 347,000 純資産額 (百万円) 14,701 33,414 39,242 42,001 44,367 総資産額 (百万円) 37,114 68,354 82,304 57,509 58,622 1株当たり純資産額 (円) 90,507.27 95,993.86 112,787.63 121,042.25 127,861.20 1株当たり配当額

(内1株当たり 中間配当額)

(円) (円)

24,000 (20,000)

4,000 (2,000)

4,000 (2,000)

4,000 (2,000)

4,500 (2,000) 1株当たり当期純利益 (円) 39,846.27 19,289.46 19,681.88 13,755.49 11,970.60 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円) ― ― ― ― ―

自己資本比率 (%) 39.6 48.9 47.7 73.0 75.7 自己資本利益率 (%) 54.9 27.9 19.1 11.8 9.6

株価収益率 (倍) 28.4 27.2 18.7 13.8 11.4

配当性向 (%) 20.1 20.7 20.3 29.1 37.6

従業員数 (名) 569 625 700 737 681

(7)

2 【沿革】

年月 沿革

昭和63年6月 遊技機の販売、遊技場の経営及び製鉄原料の加工・販売を目的として、株式会社東洋商事を資本 金10百万円にて名古屋市緑区に設立

平成元年7月 パチンコ台間玉貸機の販売を目的として、セントラルコスモ株式会社を資本金10百万円にて名古 屋市緑区に設立(現、ジャパン・スポーツ・マーケティング株式会社)

不動産仲介業を目的として、パーラープランニング株式会社を資本金10百万円にて名古屋市緑区 に設立(現、株式会社データベース)

平成11年1月 ISO9002取得(販売部門)

平成12年10月 株式会社北洋ビル(平成3年1月設立)、株式会社データベース(昭和61年8月設立)及び有限会社 エスケイオフィス(昭和62年4月設立)を吸収合併(合併比率 1:0.3:0.4:0.4)

平成12年11月 株式会社ロデオの総販売元として、同社パチスロ遊技機「ガメラ」販売開始 平成13年3月 遊技場部門の営業を株式会社竹屋に譲渡

平成13年10月 経営の合理化を目的として、製鉄原料部門等を分離し、遊技機販売に特化すべく、会社分割(新 設分割)を行い、新設会社(株式会社東洋商事)に製鉄原料部門等を移管

当社は商号をフィールズ株式会社に変更するとともに、本社を東京都港区に移転 平成13年11月 株式会社ロデオとパチスロ遊技機の独占的販売代理店取引基本契約を締結

株式会社ロデオのパチスロ遊技機「サラリーマン金太郎」販売開始

平成14年3月 有限会社セリオを買収し、遊技機の販売及びメンテナンス等を目的として、フィールズジュニア 株式会社に組織変更、資本金10百万円

株式会社ロデオに出資(出資比率:35%) 平成14年12月 「ISO9001」へ移行

平成15年3月 一般公募増資により資本金を1,295百万円へ増資 JASDAQ市場に上場

平成16年2月 株式会社ディースリー・パブリッシャー(現、株式会社ディースリー)に出資(出資比率:36%) 平成16年6月 一般公募増資により資本金を7,948百万円へ増資

平成16年12月 日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場 平成16年7月 東京都渋谷区に本店移転

平成17年3月 株 式 会 社 デ ィ ー ス リ ー・パ ブ リ ッ シ ャ ー ( 現、株 式 会 社 デ ィ ー ス リ ー ) に 追 加 出 資 ( 出 資 比 率 : 57%)

株式会社角川春樹事務所に出資(出資比率:30%)

平成17年7月 ホワイトトラッシュチャームズジャパン株式会社を子会社化(出資比率:100%) ジェイ坂崎マーケティング株式会社に出資(出資比率:65%)

平成17年10月 プロフェッショナル・マネージメント株式会社、トータル・ワークアウト株式会社及びジェイ坂 崎マーケティング株式会社の子会社3社を合併し、ジャパン・スポーツ・マーケティング株式会 社へ商号変更(出資比率:62%)

平成17年11月 株式会社イーアクティブ(現、フィールズピクチャーズ株式会社)に出資(出資比率:100%) 平成18年4月 株式会社ディースリー・パブリッシャーは、会社分割による持株会社体制へ移行し、商号を株式

会社ディースリーに変更し、新たに株式会社ディースリー・パブリッシャー設立 株式会社シンクアーツを子会社化(出資比率:100%)

平成18年6月 株式会社イーアクティブの商号をフィールズピクチャーズ株式会社に変更 平成18年10月 株式会社フューチャースコープに出資(出資比率:100%)

平成19年2月 イルデル株式会社設立(出資比率:60%)

平成19年10月 株式会社デジタルロードの商号をルーセント・ピクチャーズエンタテインメント株式会社に変更

(8)

年月 沿革 平成19年12月 株式会社EXPRESSを子会社化(出資比率:80%)

ハルキ・フィールズシネマファンドを設立(出資比率:90%) 平成20年1月 新日テクノロジー株式会社を分割により設立(出資比率:100%)

株式会社Bbmfマガジンに出資(出資比率:33.8%) 平成20年2月 京楽産業.株式会社と共同事業契約を締結 平成20年3月 株式会社エスピーオーに出資(出資比率:34%)

(9)

当社グループ(当社及び関係会社)は、フィールズ株式会社(以下「当社」という。)、子会社20社及 び関連会社6社により構成されております。

当社グループの事業内容は、パチンコ・パチスロの遊技機の販売及び自ら創出又は二次利用目的に取得 したライツを基にデジタルコンテンツを企画・開発し各メディアへ展開することであります。

 

当グループの事業に係る位置付け並びに事業の内容は、以下のとおりであります。

① 「代理店販売」と「代行店販売」

パチンコ・パチスロ遊技機の販売につきましては、当社支店の営業活動により直接パチンコホールへ 販売する「代理店」販売方法と、販売の仲介を行う「代行店」販売方法があります。

代理店販売は、当社が遊技機メーカーより遊技機を仕入れ、遊技機使用者(パチンコホール)に販売す るものであります。代行店販売は、当 社が遊技機メーカーの販売代行店(販売仲介業者)として、(a) 遊 技機メーカーとパチンコホールの売買契約書作成業務代行、(b)販売代金の集金代行、(c)開店準備全般 に関わる業務代行、(d)アフターサービス に関わる業務代行等、を 行うことにより、遊技機メーカーよ り代行手数料を得るものです。(下図参照)

なお、代理店販売、代行店販売ともに、当社の代行店(販売仲介・2次)をさらに経由して販売する場 合があります。

物流面では、代理店販売、代行店販売ともに、遊技機は遊技機メーカーより直接パチンコホールに納 入されます。代理店販売においてもこのような方式を採っているのは、当社の物流コスト負担の軽減の ほか、遊技機の不正改造を防止する目的から、遊技機を遊技機メーカー指定の運送業者により配送する ためです。

② 売上等の計上方法について

代理店販売と代行店販売では、売上等の計上方法に以下のような相違があります。

代理店販売につきましては、売上高は当社がパチンコホールに販売した遊技機の代金が計上され(損 益計算書上の勘定科目は商品売上高で、売上先はパチンコホール)、売上計上基準は、遊技機を出荷 3 【事業の内容】

事業区分 事業内容 会社名

PS・フィールド

遊技機の企画・開発及び販売 遊技機のメンテナンス 遊技機の仕入

当社

フィールズジュニア株式会社 新日テクノロジー株式会社 株式会社ロデオ

遊技機ソフトの企画・開発 イルデル株式会社

ゲーム・フィールド

家庭用ゲームソフト等の企画・開 発並びに販売

株式会社シンクアーツ 株式会社ディースリー

株式会社ディースリー・パブリッシャー

株 式 会 社 エ ン タ ー テ イ ン メ ン ト・ソ フ ト ウ ェ ア・パ ブ リ ッシング

D3Publisher of America, Inc. D3Publisher of Europe Ltd. Vicious Cycle Software, Inc.  D3DB S.r.l.

その他フィールド

スポーツマーケティング及び コンテンツ事業他

ホワイトトラッシュチャームズジャパン株式会社 ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント株式会社 フィールズピクチャーズ株式会社

ハルキ・フィールズシネマファンド 株式会社フューチャースコープ 株式会社EXPRESS

ジャパン・スポーツ・マーケティング株式会社 JSM HAWAII, LLC

株式会社エスピーオー 株式会社Bbmfマガジン 株式会社角川春樹事務所 株式会社エイプ

ジー・アンド・イー株式会社 株式会社Y・M・O

(10)

した時点であります。売上原価には遊技機メーカーからの遊技機の仕入代金のほか、当社の代行店をさ らに経由して販売する場合には、当該代行店に支払う代行手数料が計上されます

一方、代行店販売につきましては、売上高は遊技機を販売した際に遊技機メーカーから受け取る代行 手数料が計上され(損益計算書上の勘定科目は手数料収入で、売上高は遊技機メーカー)、売上計上基準 は、遊技機がパチンコホールヘ納品され遊技機メーカーへ遊技機代金が納入された時点であります。売 上原価は、当社が直接パチンコホールに販売する場合には計上はありませんが、当社の代行店をさらに 経由して販売した場合には、当該代行店に支払う代行手数料が計上されます。

代行店販売取引につきましては、パチンコホールより代金を回 収 し、そ の 代 金 を 遊 技 機 メ ー カ ー に 納 入 し ( こ の 時 点 で 売 上 を 計上)、手数料が遊技機メーカーより入金されます。

(11)

事業の概況図は概ね次のとおりであります。

(12)

(注) 1 平成19年10月1日付をもって、株式会社デジタルロードはルーセント・ピクチャーズエンタテインメント株 式会社に商号変更いたしました。

2 「議決権の所有割合」は、出資比率であります。

3 「議決権の所有割合」欄の(内書)は、ジャパン・スポーツ・マーケティング株式会社を通じた間接所有であ ります。

4 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、当該 連結子会社は、有価証券報告書の提出会社であるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。 4 【関係会社の状況】

名称 住所

資本金又は 出資金 (百万円)

主要な 事業内容

議決権の 所有割合

(%)

関係内容 (連結子会社)

フィールズジュニア株式会社 東京都渋谷区 10 遊技機のメンテナンス等 100.0

遊技機の設置・ メンテナンス等 役員の兼任 2名 ホワイトトラッシュチャームズ

ジャパン株式会社

東京都渋谷区 200 アクセサリーの販売 100.0

役員の兼任 2名 資金の援助 ルーセント・ピクチャーズ

エンタテインメント株式会社 (注)1

東京都渋谷区 20

ア ニ メ ー シ ョ ン の 企 画、制 作 及 びプロデュース

100.0

役員の兼任 3名 企画に関する業務委託 資金の援助

株式会社シンクアーツ 東京都渋谷区 10

コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア の 企 画・制作・販売

100.0

役員の兼任 2名 資金の援助 フィールズピクチャーズ株式会社 東京都渋谷区 210

著 作 権 の 取 得、デ ジ タ ル コ ン テ ンツの創出等

100.0

役員の兼任 4名 資金の援助 新日テクノロジー株式会社 東京都台東区 50 遊技機の開発・製造 100.0

役員の兼任 3名 資金の援助 ハルキ・フィールズシネマ

ファンド(注)2

東京都渋谷区 350 映画製作事業 90.0

株式会社フューチャースコープ 東京都渋谷区 60 モバイルコンテンツ事業 83.3

役員の兼任 3名 資金の援助 株式会社EXPRESS

福岡県福岡市 博多区

300 スポーツジムの経営 80.0

役員の兼任 2名 資金の援助

ジャパン・スポーツ・ マーケティング株式会社

東京都渋谷区 200

ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 企 画、立 案、実 施、放 送 権 販 売 他、著 作 権、商 標 権 等 ラ イ セ ン ス の 取 得 及び実施権の付与

ア ス リ ー ト 等 に 対 す る マ ネ ー ジ メ ン ト 業 務、ス ポ ー ツ ジ ム の 経

61.8

役員の兼任 3名 商品化権の取得 資金の援助

JSM HAWAII, LLC(注)3 Hawaii

米 国 ハ ワ イ 州 に お け る ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 企 画、立 案、実 施、 放 送 権 販 売 他、著 作 権、商 標 権 等 ラ イ セ ン ス の 取 得 及 び 実 施 権 の付与

61.8 (61.8)

イルデル株式会社 東京都港区 10 遊技機ソフトの企画・開発 60.0

役員の兼任 3名 資金の援助 株式会社ディースリー(注)4,5 東京都渋谷区 1,737

国 内 に お け る コ ン シ ュ ー マ 事 業 及びモバイル事業

57.1

役員の兼任 2名 資金の援助 株式会社ディースリー・

パブリッシャー(注)6

東京都渋谷区 100

国 内 に お け る コ ン シ ュ ー マ 事 業 及びモバイル事業

57.1 (57.1)

株 式 会 社 エ ン タ ー テ イ ン メ ン ト・

ソ フ ト ウ ェ ア・パ ブ リ ッ シ ン グ (注)6

東京都渋谷区 90 国内におけるコンシューマ事業

57.1 (57.1)

D3Publisher of America, Inc.

(注)6

Los Angeles US$ 975,000 北米におけるコンシューマ事業

57.1 (57.1)

D3Publisher of Europe Ltd.

(注)6

London £ 270,000 欧州におけるコンシューマ事業

57.1 (57.1)

Vicious Cycle Software, Inc.

(注)6

North Carolina US$ 230 北米におけるコンシューマ事業

57.1 (57.1)

D3DB S.r.l.(注)6,7 Milano € 10,000 欧州におけるコンシューマ事業

28.6 (28.6)

(持分法適用関連会社)

株式会社ロデオ 東京都豊島区 100 遊技機の開発・製造 35.0

遊技機の仕入 営業保証金の差入 株式会社エスピーオー 東京都港区 360 映画の企画・製作・配給等 34.0 役員の兼任 1名 株式会社Bbmfマガジン(注)8 東京都港区 257 書籍・雑誌等の発行、販売

33.8 (33.8)

役員の兼任 2名 株式会社角川春樹事務所 東京都千代田区 757

書 籍、雑 誌 の 企 画 制 作、編 集、 出版及び販売

30.0 役員の兼任 2名

(13)

(1) 連結会社における状況

平成20年3月31日現在

(注) 従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数(パート、アルバイトを含み、嘱託、派遣社員を除いておりま す)は年間の平均人員を〔 〕外数で記載しております。

(2) 提出会社の状況

平成20年3月31日現在

(注) 1 従業員数は、就業人員であります。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であり、特記すべき事項はありません。 5 【従業員の状況】

事業の種類別セグメントの名称 従業員数(名)

PS・フィールド 705 〔 637 〕

ゲーム・フィールド 195 〔  ― 〕

その他フィールド 177 〔  57 〕

計 1,077 〔 694 〕

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

681 31.6 4.6 5,629

(14)

第2 【事業の状況】

(1) 業績

国民各層の余暇時間の増大とともに、エンタテインメント産業全体が多様化する今日、余暇市場は大 きな構造変化の時を迎えています。

  当社グループは、こうした時代の環境変化をいち早く予見し、パチンコ・パチスロ分野を起点に、か ねてよりデジタルコンテンツの多元的利用を基幹とする戦略を企業競争優位性構築の基盤と捉え、その 推進に注力してまいりました。今や当社グループの事業領域は、パチンコ・パチスロ分野はもとより、 ゲームソフトウェア、スポーツ、モバイル、さらには映画、アニメーションなど映像分野に拡がり、一 層幅広いエンタテインメント分野をカバーするグループを形成するに至っております。

現在、これらの各分野で積極的な事業展開及び投資を行っています。

  パ チ ン コ・パ チ ス ロ 分 野 に お い て は、新 た な 提 携 メ ー カ ー と し て 京 楽 産 業.㈱ と の 事 業 提 携 を 発 表 し、早期の市場投入に向けた取り組みを開始いたしました。また、商品企画・開発強化の一環として、 遊技機の画像ソフトウェア開発会社である新日テクノロジー㈱を子会社化しました。

  ゲームソフトウェア分野においては、㈱ディースリーが同社として初となるオリジナルグローバルコ ンテンツ「darkSector」を開発し、本年3月から全世界に向けて販売を開始しました。

  スポーツ分野においては、ジャパン・スポーツ・マーケティング㈱が運営する「トータル・ワークア ウト」のスポーツマーケティングを含めた地方都市展開への施策を進め、同ブランドの4店舗目となる 福岡店を平成20年4月にオープンしました。また、一次コンテンツの創出に最も近いアスリートマネジ メ ン ト 事 業 で は、「ク ル ム 伊 達 公 子(テ ニ ス)」「清 原 和 博(プ ロ 野 球)」「山 本 “KID” 徳 郁(格 闘 技)」「岩崎恭子(水泳)」(順不同、敬称略)をはじめとした各スポーツ分野で活躍する選手のマネ ジメントに加え、将来有望な選手などのマネジメント契約獲得に努めております。

  モバイル分野においては、㈱フューチャースコープが運営する携帯サイトの会員数が30万人を越える など順調に拡大するとともに、新 たにWebマガジンの運営会社に出資し、携帯電子書籍の配信ビジネス に参入しました。

  映像分野においては、映画コンテンツを用いたパチンコ・パチスロ遊技機の商品化を目指し、かねて より他の分野に先んじて投資を行っており、グループ会社や映画ファンドなどを通じた作品が公開され DVD の 販 売 に 至 る な ど 実 績 を 積 み 重 ね て い ま す。また、ア ニ メ ー シ ョ ン の 企 画・制作・プ ロ デ ュ ー ス を 目的としたルーセント・ピクチャーズエンタテインメント㈱が新たに活動を開始するなど、一層のグル ープ基盤の強化に努めました。

今後も、グループ各社間でのシナジー効果の最大化を図り、コンテンツの融合や多面展開などのクロ スメディアビジネスを強力に推進していくことで、「すべての人に最高の余暇を」という企業理念を実 現してまいります。

当連結会計年度における業績は次の通りです。 1 【業績等の概要】

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PS(パチンコ・パチスロ)・フィールドは、82,763百万円(同 16.1%増)となりました。上半期に 新規則対応パチスロ遊技機の大規模な入替え需要に合わせパチスロ遊技機の販売に重点を置いた結果、 売上が好調に推移したこと等によるものです。

  ゲーム・フィールドは、14,528百万円(同 46.1%増)となりました。海外市場におけるゲームソフト ウェア販売において、初のオリジナルグローバルコンテンツの販売が大きく寄与したことによるもので す。

  その他フィールドは、5,919百万円(同 7.2%増)となりました。モバイル分野において、エンタテイ ンメント情報の総合コンテンツを提供するサイト運営事業が本格稼動したこと等によるものです。

(営業利益)

営業利益は、13,158百万円(同47.1%増)と過去最高益となりました。

PS・フィールドは、12,747百万円(同 40.5%増)となりました。上半期のパチスロ遊技機販売が好 調に推移したことに加え、下半期のパチンコ遊技機販売も好調に推移したことによるものです。 ゲ ー ム・フ ィ ー ル ド は、952 百 万 円(同 332.5% 増)と な り ま し た。ゲ ー ム ソ フ ト ウ ェ ア 販 売 に お い て、第4四半期に発売のオリジナルグローバルコンテンツが好調に推移したことによるものです。 その 他フィールド は、△516 百万円となりました。将来のグループシナジー発揮に向けた積極的な投 資によりコストが先行していること等によるものです。

(経常利益)

経常利益は、11,705百万円(同27.2%増)となりました。

営業外収益は313百万円、営業外費用は1,766百万円となりました。とくに営業外費用は、持分法によ る投資損失の計上及びゲーム・フィールドの海外事業における急激な円高による為替差損の発生による ものです。

(当期純利益)

当期純利益は、5,296百万円(同42.8%増)となりました。

一部関係会社の財務体質強化に向けての特別損失を計上したものの、好調な業績のもと増益となりま した。

事業の種類別セグメントの業績は次のとおりであります。

(注) 事業の種類別の売上高には、セグメント間の内部取引又は振替高を含んでおります。

①PS・フィールド

(パチンコ遊技機販売の状況)

パチンコ遊技機の総販売台数は、273,981台(前年同期比 20.8%減)となりました。

  当社では、新規則対応パチスロ遊技機への入替えに対応するため、パチンコホールの短期的な資金 がパチスロ遊技機購入にシフトすることを予測し、上半期は2機種の投入にとどめた一方、下半期は パチンコ遊技機の入替えニーズが高まると予測し、積極的に4機種を投入しました。なかでも、平成 20 年1月下旬 に投入 した㈱ビスティ製パチンコ遊技機「CR新世紀エヴァンゲリオン∼使徒、再び∼」

(累計販売台数約19.7万台)においては、パチンコホール並びにファンの皆様より高い評価を頂き、 エヴァンゲリオンシリーズの最高販売台数を記録するなど大ヒット商品となり、通期の総販売台数は 27万台強となりました。

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(パチスロ遊技機販売の状況)

パチスロ遊技機の総販売台数は、210,553台(前年同期比27.3%増)となりました。

  当社では、上半期は旧規則対応パチスロ遊技機の設置期限に伴う過去最大の入替え需要が集中する と予測し、新規則対応パチスロ遊技機を重点的に6機種投入、新時代のパチスロ市場の開拓に積極的 に努めました。下半期においては4機種投入し、新たなファン層を獲得できるようなエンタテインメ ント性、ゲーム性に優れた商品の安定的な供給を図りました。その結果、通期の総販売台数は21万台 強となりました。

以上の結果、当セグメントの売上高は82,763百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は12,747百 万円(同40.5%増)となりました。

②ゲーム・フィールド

PS・フィールドとのシナジーが強いゲーム・フィールドにおいては、国内市場では、フルプライ スゲームソフト及び主力商品である「SIMPLEシリーズ」を主にニンテンドーDS向けに投入するなど積 極的な事業展開を行いました。

海外市場では、北米でグローバルコンテンツのタイトルを積極的に投入し、欧州においては引き続 き北米及び日本から供給されたタイトルの販売に注力しました。なかでも、ワールドワイドに投入し た オ リ ジ ナ ル グ ロ ー バ ル コ ン テ ン ツ「darkSector」や、「Ben10」「NARUTO」シ リ ー ズ な ど の 販 売 が 好調に推移し、売上高及び営業利益の拡大に大きく寄与いたしました。

以 上 の 結 果、当 セ グ メ ン ト の 売 上 高 は 14,528 百 万 円(前 年 同 期 比 46.1% 増)、営 業 利 益 は 952 百 万 円(前年同期比332.5%増)となりました。

③その他フィールド

グローバルにコンテンツが豊富なスポーツ分野においては、アスリートマネジメント事業は順調に 推移しました。ソリューション事業の「トータル・ワークアウト」は、平成19年12月にサービス提供 価格の適正化を実施するとともに、スポーツマーケティングを含めた地方都市展開への施策を進め、 同ブランドの4店舗目となる福岡店を平成20年4月にオープンしました。

新しいメディアとして存在意義を高めているモバイル分野においては、エンタテインメント情報の 総合コンテンツを提供するモバイルサイト「フィールズモバイル」の有料会員数が、サービス提供か ら約1年間にて30万人(平成20年3月末時点)を超えるなど着実に成長しています。また、その他携帯 コンテンツの企画・開発にも着手しており、今後順次展開する予定です。

クロスメディアビジネスにおいて、他の分野と親和性の高い映像分野においては、当社グループ全 体の一次コンテンツ創出を牽引するために、映画、アニメーション及びコンテンツファンドなどへの 投資を引き続き積極的に行いました。

パチンコ・パチスロ遊技機の商品化を目指し、かねてより他の分野に先んじて投資を行ってきてい る映画分野では、グループ会社や映画ファンドなどを通じた作品が公開されDVDの販売に至るなどの 実績を積み重ねています。製作委員会を通じて出資を行ったアニメーションでは、TV放映が行われる と同時に、同作品が各関連会社によってゲームの開発・販売が行われるなどグループ会社間のシナジ

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・TVなどクロスメディア展開に向けたアニメーション映像の企画・開発に着手しました。

さらに、一次コンテンツ創出及びコンテンツの出口戦略の一環として、映画制作・配給・興行を主 事業 とする㈱エスピーオーに出資しました。また、携帯電子書籍の配信などを行うWebマガジンの運 営会社にも出資し、コンテンツ拡充のさらなる強化を行いました。

以 上 の 結 果、当 セ グ メ ン ト の 売 上 高 は 5,919 百 万 円(前 年 同 期 比 7.2% 増)、営 業 損 益 は 516 百 万 円 の損失となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

  当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は12,693百万円となりました。   当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、以下の通りです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー は、前 連 結 会 計 年 度 と 比 べ 5,834 百 万 円 増 加 し、11,127 百 万 円 の収入となりました。これは主に売上債権の減少6,052百万円、たな卸資産の増加504百万円、商品化 権 前 渡 金 の 増 加 1,918 百 万 円、仕 入 債 務 の 減 少 3,250 百 万 円、法 人 税 等 の 支 払 4,299 百 万 円 な ど に よ る ものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー は、前 連 結 会 計 年 度 と 比 べ 9,831 百 万 円 支 出 が 増 加 し、14,604 百万円の支出となりました。これは主に有形固定資産取得による支出3,450百万円、投資有価証券取 得による支出7,585百万円、関係会社株式及び新規連結子会社の取得による支出2,072百万円、貸付に よる支出1,036百万円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ2,872百万円支出が増加し、1,384百 万円の支出となりました。これは主に短期借入金の増加1,167百万円、長期借入金の返済による支出 987百万円、配当金の支払1,391百万円などによるものです。

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(1) 生産実績

当連結会計年度における生産実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(注) 1 金額は、製造原価によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3 セグメント間取引については相殺消去しておりません。 (2) 受注実績

当連結会計年度における受注実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(注)  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (3) 販売実績

当連結会計年度における販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(注)  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (4) 商品仕入実績

当連結会計年度における商品仕入実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりでありま す。

2 【生産、受注及び販売の状況】

事業の種類別セグメントの名称

(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度

金額(百万円) 前年同期比(%)

PS・フィールド ― ―

ゲーム・フィールド 2,721 △58.4

その他フィールド ― ―

合計 2,721 △58.4

事業の種類別セグメントの名称

(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度

金額(百万円) 前年同期比(%)

PS・フィールド ― ―

ゲーム・フィールド 86 708.2

その他フィールド ― ―

合計 86 708.2

事業の種類別セグメントの名称

(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度

金額(百万円) 前年同期比(%)

PS・フィールド 82,449 16.0

ゲーム・フィールド 14,261 44.8

その他フィールド 5,107 15.8

合計 101,818 19.3

事業の種類別セグメントの名称

(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度

金額(百万円) 前年同期比(%)

PS・フィールド 47,901 23.3

ゲーム・フィールド ― ―

その他フィールド 136 9.2

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(1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、企業理念である「すべての人に最高の余暇を」の実現に向けて、パチンコ・パチスロ 分野を起点として多様なエンタテインメント分野に事業領域を拡大させてきております。その中核的な強 み形成の基幹エンジンは「コンテンツビジネス」にあります。当社グループ企業の総力をあげて一次コン テンツの創出及び多元的な二次利用を目的とする版権(商品化権)等を取得し、戦略的なマーケティング に基づく綿密な展開設計によりパチンコ・パチスロ、ゲームソフトウェアをはじめとする多様なメディア にコンテンツを提供する事業を推進しております。

当社の経営の基本方針は「株主重視」であり、企業価値の向上と株主への利益還元を経営の柱として経 営資源の最適配分を目指しております。

(2) 会社の対処すべき課題、中長期的な会社の経営戦略

経 済 産 業 省 は、日 本 経 済 の 未 来 を 担 う 産 業 育 成 を め ざ す「新 産 業 創 造 戦 略」(平 成 16 年 5 月 発 表)、 さ ら に は「新 経 済 成 長 戦 略」(平 成 18 年 6 月 発 表)の 中 で、コ ン テ ン ツ 産 業 の 将 来 性 に 着 目 し ア ニ メ ー ションやゲームソフトウェア等を中心とするデジタルコンテンツ分野の成長性に大きな期待を寄せていま す。

当社は、コンテンツビジネスの本質は商業的に価値の高いコンテンツを創出し、その多元的利用を図る ことにあると考えております。そのため、パチンコ・パチスロ遊技機をはじめとした多様なメディアへ商 業的に価値の高いコンテンツを安定かつ継続的に供給することが、事業活動においての重要な経営課題と 認識しております。

当社グループは、こうした時代の環境変化をいち早く予見し、パチンコ・パチスロ分野を起点に、かね てよりデジタルコンテンツの多元的利用を基幹とする戦略を企業競争優位性構築の基盤と捉え、その推進 に注力してまいりました。今や当社グループの事業領域は、パチンコ・パチスロ分野はもとより、ゲーム ソフトウェア、スポーツ、モバイル、さらには映画、アニメーションなど映像分野に拡がり、一層幅広い エンタテインメント分野をカバーするグループを形成するに至っております。

当 社 グ ル ー プ は、平 成 20 年 6 月 で 設 立 20 周 年 を 迎 え る こ と に な り ま し た。こ の 間、企 業 理 念 で あ る

「すべての人に最高の余暇を」の実現に向けて、設立からのおよそ10 年間においては遊技機流通のオー プン化を目指し、全国のパチンコホールに対してサービス、空間、遊技機のあり方などファンの皆様が喜 ぶ 提 案 を 実 施 し、直近 の 10 年間においては、大手遊技機メーカーと提携し、魅力的なコンテンツを搭載 した射幸性に頼らない遊技機の提供に努め、パチンコ市場の発展と健全化に寄与することで自らも成長し てまいりました。あわせて遊技機におけるコンテンツの重要性を認識し、遊技機のエンタテインメント化 に先駆けてコンテンツビジネスを積極的に推進してきております。

こ う し た 実 績 を ベ ー ス に、当 社 グ ル ー プ に お い て は、次 の 10 年、さ ら に 持 続 的 な 成 長 の た め に は、既 存事業の強化や見直しに加え、新たな余暇ビジネスの創出が不可欠であると認識しております。

当社グループは、10 年後のあるべき姿の実現に向け、今般、平成20 年4 月から始まる事業年度からの 5年間を第1 期とする中期経営計画をスタートさせました。この中期経営計画においては「市場の拡大・ 健全化に寄与する商品の提供」と「優良コンテンツの発掘・育成・活性化」を成長基本方針として、次の 通り戦略的に推進していきます。

3 【対処すべき課題】

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① PS(パチンコ・パチスロ)事業戦略

PS市場は、現在大きな変革期の中にあります。液晶技術や画像チップの高性能化などの技術革新に 伴い、表現されるコンテンツの重要性が非常に高まっており、こうした優良な商品を市場に提供できる かどうかの、生き残りをかけた二極化が加速されてきております。

このような状況下、当社グループの基幹ビジネスであるPS事業分野においては、PS市場拡大・活 性化への寄与とともに、圧倒的な収益基盤として拡大するために、①提携戦略の推進、②企画・開発力 の強化、③営業基盤の強化、等を推進していきます。

提携戦略の推進では、既存提携メーカーとの更なる関係強化を図るとともに、本年2 月に新たに提携 した京楽産業.㈱との第一弾の商品を平成22 年3 月期にリリースできるように積極的に取り組んでまい ります。

企画・開発力の強化では、優良版権(商品化権)の活用と版権の魅力を最大限に引き出す企画力の強 化、品質向上・利益貢献のための開発力の強化に努めてまいります。既にこの実現に向け、企画・開発 体制の抜本的見直し、画像ソフトウェア会社の子会社化などを実施しております。

営業基盤の強化では、独立系最大手の流通商社という強みを生かすとともに、全国拠点販売戦略及び セールスプロモーションのあり方についての見直し等に着手しております。

② グループ事業戦略

ゲーム・フィールド及びその他フィールドの成長を司るグループ事業においては、クロスメディアビ ジネス戦略として、①PS化のための優良版権の取得推進、②マルチユース展開による収益拡大、③各 メディアへの積極投資による一次コンテンツの創出を推進していきます。

ゲーム、映像、出版、スポーツの各分野において獲得したコンテンツについては、引き続きPSでの 利用を重要な一つの出口戦略としつつ、マルチユースを促進し、グループシナジーによる収益拡大を実 現 す る ビ ジ ネ ス ス キ ー ム の 構 築 を 図 り ま す。ま た、グ ル ー プ 内 に お け る マ ル チ ユ ー ス の み に と ど ま ら ず、グループ外へのライツトレーディングも強化していきます。

現在、当社グループは、幅広いエンタテインメント分野にわたって企業集団を形成しておりますが、 まずは既存の企業群での早期収益化を図り、必要に応じ投資も継続して実施していきます。グループ各 社では、独自に事業を拡大させていきながら、各社が保有する付加価値の高いコンテンツを当社及びグ ループ各社がパチンコ・パチスロ遊技機、ゲームソフトウェア等に有効に活用することによって、各事 業分野において競争優位性を獲得できるように努めてまいります。

③ 経営基盤強化

事業面での強化に加え、企業の社会的責任を果たすため、グループ・ガバナンスの強化、企業文化醸 成・意識改革の推進など経営基盤の強化も実施してまいります。

(21)

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響 を及ぼす可能性のある事項は以下のようなものがあります。

な お、文 中 の 将 来 に 関 す る 事 項 は、当 連 結 会 計 年 度 末 現 在 に お い て 当 社 グ ル ー プ(当 社 及 び 連 結 子 会 社)が判断したものであります。

依存度の高い仕入先について

当 社 グ ル ー プ の 主 な 売 上 高 は、商 品 売 上 高(機 械 を 仕 入 れ て 販 売 す る 代 理 店 販 売)と 手 数 料 売 上 高

(販売の仲介を行う代行店販売)であります。

それぞれの売上高の総売上高(連結)に占める割合は平成19年3月期(63.2%、16.5%)、平成20年3 月期(66.0%、13.2%)となっております

商品売上高に対するその商品仕入につきましては、株式会社ロデオ及び提携メーカーである株式会社 ビスティからの仕入れとなっております。平成20年3月期における、当社の商品仕入高に占める両社か らの仕入高の割合はそれぞれ33.5%、39.8%(連結)となっております。

当社のPS・フィールドにおける両社からの仕入依存度は高い状態にあり、両社の製品が市場の人気 を得られなかった場合や、製品開発の遅延等から遊技機の販売開始が延期されることとなった場合、当 社及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、両社との独占的販売代理店取引基本契約は株式会社ロデオが1年、株式会社ビスティが3年毎の 更 新 で あ り、当 該 契 約 が 更 新 さ れ な か っ た 場 合、当 社 グ ル ー プ の 業 績 に 影 響 を 及 ぼ す 可 能 性 が あ り ま す。

遊技機業界に対する法的規制、自主規制について

当 社 が 主 に 行 っ て い る 遊 技 機 販 売 事 業 は、直 接 的 に 法 的 規 制 を 受 け て い ま せ ん が、遊 技 機 メ ー カ ー は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下、「風営適正化法」)に基づき、「国 家 公 安 委 員 会 規 則」( 遊 技 機 の 認 定 及 び 型 式 の 検 定 等 に 関 す る 規 則 ) に よ る 法 的 規 制 を 受 け て お り ま す (例えば、各都道府県公安委員会の認定を受けない遊技機の販売及び設置はできないことになってい ま す。)。ま た、当 社 の 主 な 取 扱 商 品 の 最 終 ユ ー ザ ー で あ る パ チ ン コ ホ ー ル は、「風 営 適 正 化 法」の 許 認可及び「都道府県条例」の規制を受けております。

上記以外に、過度な射幸性を抑制する目的等から、遊技機メーカー、パチンコホール、販売業者に対 して、業界団体が自主規制を行うことがあります。

法的規制が改正等された場合や新たな自主規制が実施された場合、当該規制への対応からパチンコホ ールヘの遊技機の納入遅延が発生すること、パチンコホールにおける遊技機の需要が変化すること等に より、当社及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

4 【事業等のリスク】

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コンテンツ事業について

当社は、コンテンツ事業のために版権(商品化権)等を取得し、価値の高いコンテンツ開発等を推進し て ま い り ま す が、コ ン テ ン ツ 事 業 の 特 性 上、収 益 貢 献 の 可 能 性 は 不 確 実 な も の で あ り ま す。具 体 的 に は、多額の資金をコンテンツ事業に使用した場合、当社の事業の固定費及び全般的な財務的リスクが増 大する可能性、版権(商品化権)等への投資がすべて価値の高いコンテンツの開発等に寄与しない可能 性、コンテンツ市場は競争が激しく、当社が魅力的なコンテンツを有利な条件で取得できない可能性、 コンテンツ戦略及びそれに関連する活動の結果、知的所有権の侵害行為又はその他の知的所有権に関す る請求の対象となる可能性、コンテンツに関わる知的所有権を効果的に保護できない可能性、などのリ スクがあり、当社の意図する事業の成長が達成できない可能性が考えられます。

投資にかかわるリスク

当社は、パチンコ・パチスロ遊技機販売事業に直接的には関係しない分野を含む、より広範囲な事業 分野におきまして、事業を展開してまいります。当社グループの事業展開に関しましては、当社グルー プ会社及び当社グループ以外の会社との提携関係の強化又は新規提携を行うことにより、既存事業の拡 大及び機能の強化、新規事業への参入を目指しております。このため、当社グループは他社と提携して 新会社を設立する、既存の企業への投資をする等の投資活動を行っており、今後も投資活動を行ってま いります。

しかしながら、投資先企業の投資価値又は株式の市場価値が低迷した場合、当社グループが投資金額 の全部もしくは一部を失う、又は投資先企業に対する資金の提供を行うことがあります。このような場 合、当社及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

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(1) PS・フィールド

フィールズ株式会社(提出会社) 5 【経営上の重要な契約等】

相手方の名称 契約品目 契約内容 契約期間

サミー株式会社 パチンコ遊技機 パチンコ遊技機の売買に関す る代行店取引基本契約

平成15年4月1日から 平成16年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 パチンコ遊技機 サミー株式会社指定の代行店

及びパチンコホール管理に関 する業務委託契約書

平成15年4月1日から 平成16年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 株式会社ロデオ パチスロ遊技機 株式会社ロデオの独占的販売

代理店として同社の製造する 回胴式遊技機を購入し、これ を転売するための契約

平成20年4月1日から 平成21年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 株式会社ビスティ パチスロ遊技機 株式会社ビスティの独占的販

売代理店として同社の製造す る回胴式遊技機を購入し、こ れを転売するための契約

平成19年7月2日から 平成22年7月1日まで 以後、3年ごとの自動更新 パチンコ遊技機 株式会社ビスティが製造する

パチンコ遊技機について独占 的に販売業務を受託し、これ を販売するための契約

平成19年7月2日から 平成22年7月1日まで 以後、3年ごとの自動更新 株式会社オリンピア パチスロ遊技機 株式会社オリンピアの独占的

販売代理店として同社の製造 する回胴式遊技機を購入し、 これを転売するための契約

平成16年7月1日から 平成19年6月30日まで 以後、1年ごとの自動更新

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(2) ゲーム・フィールド

株式会社ディースリー(連結子会社)

① 技術の提携

相手方の名称 契約内容 契約期間

株 式 会 社 ソ ニ ー・コ ン ピ ュ ー タ エ ン タ テ インメント

提 携 会 社 が 開 発 し た「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン 2」を 付 して販売される128ビット家庭用コンピュータエンタ テ イ ン メ ン ト シ ス テ ム 向 け ア プ リ ケ ー シ ョ ン ソ フ ト ウェアのCD-ROM又 はDVD-ROM加工・製造・販 売に関す る技術情報の供与及び商標使用並びにOEM生産

平成12年4月7日から 平成14年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新

提 携 会 社 が 開 発 し た「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン・ポ ー タ ブ ル」規 格 の コ ン ピ ュ ー タ エ ン タ テ イ ン メ ン ト シ ス テム向けアプリケーションソフトウェアのUMD加工・ 製 造・販 売 に 関 す る 技 術 情 報 の 供 与 及 び 商 標 使 用 並 びにOEM生産

平成17年4月28日から 平成18年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新

提 携 会 社 が 開 発 し た「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン 3」規 格 の コ ン ピ ュ ー タ エ ン タ テ イ ン メ ン ト シ ス テ ム 向 け ア プ リ ケ ー シ ョ ン ソ フ ト ウ ェ ア の BD-ROM 加 工・製 造・ 販 売 並 び に 配 信 に 関 す る 技 術 情 報 の 供 与 及 び 商 標 使 用並びにOEM生産

平成19年3月7日から 平成20年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新

任天堂株式会社 提 携 会 社 が 独 自 に 開 発 し、製 造・販 売 す る「ニ ン テ ン ド ー DS」に 適 合 す る ゲ ー ム プ ロ グ ラ ム を 内 蔵 し た ゲ ー ム プ ロ グ ラ ム カ ー ド の 製 造 に 関 す る 技 術 情 報 の 供与及び商標使用並びにOEM生産

平成17年2月1日から 平成18年1月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 提携会社が独自に開発し、製造・販売する「Wii」に

適 合 す る 光 デ ィ ス ク の 製 造 に 関 す る 技 術 情 報 の 供 与 及び商標使用並びにOEM生産

平成19年3月1日から 平成20年2月28日まで 以後、1年ごとの自動更新 Sony Computer 

Entertainment  America Inc.

北 米 地 域 に お け る「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン 2」向 け ソ フ ト ウ ェ ア の 製 造・販 売 に 関 す る 技 術 情 報 の 供 与 及 び商標使用並びにOEM生産

平成17年3月7日から 平成19年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 北 米 地 域 に お け る「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン・ポ ー タ ブ

ル」向 け ソ フ ト ウ ェ ア の 製 造・販 売 に 関 す る 技 術 情 報の供与及び商標使用並びにOEM生産

平成17年7月22日から 平成19年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 北 米 地 域 に お け る「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン 3」向 け ソ

フ ト ウ ェ ア の 製 造・販 売・配 信 に 関 す る 技 術 情 報 の 供与及び商標使用並びにOEM生産

平成19年9月28日から 平成24年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 Nintendo of 

America Inc.

北 米 地 域 に お け る「ニ ン テ ン ド ー DS」向 け ソ フ ト ウ ェ ア の 製 造 に 関 す る 技 術 情 報 の 供 与 及 び 商 標 使 用 並 びにOEM生産

平成17年2月22日から 平成23年2月22日まで 北米地域における「Wii」向けソフトウェアの製造に

関する技術情報の供与及び商標使用並びにOEM生産

平成19年2月21日から 契約解除の意思があるとき まで

Sony Computer  Entertainment Europe Limited.

欧 州 地 域 に お け る「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン・ポ ー タ ブ ル」向 け ソ フ ト ウ ェ ア の 製 造・販 売 に 関 す る 技 術 情 報の供与及び商標使用並びにOEM生産

平成18年3月13日から 平成23年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 欧州地域における「プレイステーション2」向けソ

フトウェアの製造・販売に関する技術情報の供与及 び商標使用並びにOEM生産

平成18年8月8日から 平成19年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新  欧州地域における「プレイステーション3」向けソ

フ ト ウ ェ ア の 製 造・販 売・配 信 に 関 す る 技 術 情 報 の 供与及び商標使用並びにOEM生産

平成20年1月7日から 平成24年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新 

(25)

② 販売の提携

③ 株式取得

株式会社ディースリーは、海外事業の強化に伴い、今後Vicious Cycle Software, Inc.(VCS社、以 下同じ。)への海外向けゲームソフトの開発委託が増加することが見込まれることから、平成19年6 月20日開催の取締役会において、株式会社ディースリーの子会社である

D3Publisher of America, Inc.がVCS社株式を取得し、D3Publisher of America, Inc.の子会社(株式 会社ディースリーの孫会社)とする決議を行い、同日に株式譲渡契約を締結いたしました。

(1) ゲーム・フィールド

ディースリーグループは、個々のゲームソフト制作費と直接関係しない基礎研究に関連して発生した 費用を研究開発費として認識しております。

当連結会計年度における研究開発費の総額は34百万円であります。

相手方の名称 契約内容 契約期間

Nintendo Co., Ltd. 欧 州 地 域 に お け る「ニ ン テ ン ド ー DS」向 け ソ フ ト ウ ェ ア の 製 造 に 関 す る 技 術 情 報 の 供 与 及 び 商 標 使 用 並 びにOEM生産

平成18年2月15日から 3年間

欧州地域における「Wii」向けソフトウェアの製造に 関する技術情報の供与及び商標使用並びにOEM生産

平成20年1月9日から 3年間

Microsoft  Licensing, GP

日 本、北 米 及 び 欧 州 地 域 に お け る 提 携 会 社 が 独 自 に 開 発 し た「Xbox360」及 び「Xbox360」を 利 用 し て 提 供 さ れ る オ ン ラ イ ン サ ー ビ ス Xbox Live! に 適 合 す る ゲ ー ム プ ロ グ ラ ム の 開 発、デ ィ ス ク の 製 造・販 売、 及 び オ ン ラ イ ン サ ー ビ ス の 提 供 に あ た り、そ の 商 標 及び技術情報の使用。

平成18年3月7日から XBox360米国発売日より 3年間が経過する日まで。 以後、1年ごとに自動更新

相手方の名称 契約内容 契約期間

株 式 会 社 ソ ニ ー・コ ン ピ ュ ー タ エ ン タ テ インメント

「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン 2」、「プ レ イ ス テ ー シ ョ ン・ポータブル」用のソフトウェアの販売

平成17年8月1日から 平成20年7月31日まで 以後、3年ごとの自動更新

「プレイステーション3」用のソフトウェアの販売 平成19年5月1日から 平成22年3月31日まで 以後、1年ごとの自動更新

6 【研究開発活動】

(26)

(1) 重要な経営方針及び見積

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成 しております。

本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したもので あ り ま す が、実 際 の 結 果 は、見 積 り 特 有 の 不 確 実 性 が あ る た め こ れ ら の 見 積 り と 異 な る 場 合 が あ り ま す。

資産の部

流動資産は、39,559百万円と前連結会計年度末比 6,585百万円の減少となりました。これは主に売上 債権の減少、現金及び預金の減少によるものです。

有 形 固 定 資 産 は、8,093 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 末 比 2,336 百 万 円 の 増 加 と な り ま し た。これ は 主 に PS・フィールドの営業強化に向けた支店建設予定地の購入等によるものです。

無形固定資産は、3,937百万円と前連結会計年度末比 98百万円の減少となりました。のれんの減少及 び基幹システム再構築に伴うソフトウェアの増加によるものです。

投資その他の資産は、17,578百万円と前連結会計年度末比 7,434百万円の増加となりました。これは 主に投資有価証券の増加等によるものです。

以上の結果、資産の部は、69,168百万円と前連結会計年度末比 3,087百万円の増加となりました。

負債の部

流動負債は、19,322百万円と前連結会計年度末比 457百万円の増加となりました。これは主に支払 手形及び買掛金の減少、短期借入金の増加並びに利益の増加に伴う未払法人税等の増加によるもので す。

固定負債は、3,514百万円と前連結会計年度末比 865百万円の減少となりました。これは主に長期 借入金の減少、社債の償還等によるものです。

以上の結果、負債の部は、22,836百万円と前連結会計年度末比 407百万円の減少となりました。

純資産の部

純資産の部は、46,331百万円と前連結会計年度末比 3,494百万円の増加となりました。これは主に 利益剰余金の増加によるものです。

(2) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

「第2事業の状況 1業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について

「第2事業の状況 4事業等のリスク」に記載のとおりであります。 7 【財政状態及び経営成績の分析】

(27)

(4) 戦略的現状と見通し

次期の見通しは次の通りです。

① PS・フィールド

次期の市場環境は若干の不透明感があるものの、従来にもましてコンテンツの質が競争優位の決め 手になるものと考えています。当社では、今後の成長を期するために、企画商品の抜本的な見直し及 び企画・開発力の強化を進めています。

このような状況の中、次期については、パチンコ遊技機販売事業に軸をおいた戦略とし、パチンコ 遊技機販売事業は、パチンコホール及びファンのニーズにあった良質な商品をタイミングよく提供し ていきます。すでに、第1四半期発売のタイトルとして㈱ビスティ製「CRA新世紀エヴァンゲリオン∼ プレミアムモデル∼」を投入しており、市場から高い評価を頂いています。さらに今後、これまでの 遊技機にない新機軸タイトルや大型タイトルの投入を計画しています。

一方、パチスロ遊技機販売事業については、当期の上半期において旧規則対応遊技機の設置期限に 伴う過去最大の入替え需要を予測し、戦略的な取り組みの結果として大きな成果を上げることができ ましたが、次期については、パチンコホールの資金がパチンコ遊技機購入にシフトするものと考えて います。次期のパチスロ遊技機については、人気タイトルを中心に、新たなファン層を獲得できるよ うなエンタテインメント性、ゲーム性に優れた有力商品を継続的に提供していきます。

② ゲーム・フィールド

国内市場においては、安定的な販売実績を誇る「SIMPLEシリーズ」とあわせ、モバイル事業の強化 を図り、多くのユーザーに楽しんで頂ける商品の販売を継続強化していきます。

海 外 市 場 に お い て は、有 力 コ ン テ ン ツ を 活 用 し た ワ ー ル ド ワ イ ド で の 事 業 展 開 を 強 化 し て い き ま す。

以上のような施策に加え、次期を今後の成長に向けた基盤固めの年と位置づけ、各種施策を展開し ていきます。

③ その他フィールド

同フィールドの次期は、これまでに投資した各企業の収益性を高めると同時に、グループ間シナジ ーを強める年と位置づけています。スポーツ、モバイル、映像などの各分野において、一次コンテン ツの創出等に向け、積極的な事業展開を引き続き推進し、収益の早期改善を図っていきます。

なお、当社は、来る平成20年6月10日をもって設立20周年を迎えます。

そ こ で、当 社 グ ル ー プ で は、「す べ て の 人 に 最 高 の 余 暇 を」提 供 す る と い う 企 業 理 念 の 実 現 に 向 け、10年後のあるべき姿を目指し、平成20年4月からの5年間を一つの区切りとした中期経営計画を策 定 い た し ま し た。とく に 次 期(平 成 21 年 3 月 期)は、この 中期 経営 計 画 のス タ ー ト の 年 で も あ り、当 社グループの成長戦略の礎を築く重要な1年と位置づけ、事業面はもちろんのこと、経営基盤の強化 にも積極的に取り組んでまいる所存です。

参照

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